日々の学び:出口治明『知的生産術』


本サイトでは”現役スポーツアナリスト”の「日々の学び」をブログとして書き残していきます。

人生はすべてトレードオフです。

全ての物事において「いいとこ取り」は存在しないという意味で色々と共感できる部分がある。本書では「長所と短所は一つの個性を裏表で見ているだけ」と述べている。その通りで短所を治そうとすれば長所が削れていく様は、僕自身も一緒に働いていた人にも起こっていた経験がある。

全員に能力を100%発揮させて仕事を行わせることはできません。

2・6・2の法則、昔からお世話になっている人にも同じことを言われたことがある。「8割の売上を2割の顧客が握っていることは会社も同じ」「良いマネージャーは上の2割がパフォーマンスを出せる環境を作る」

3人以上のチームを率いたことはないが、今後アナリストの人数が増えてきたら意識する必要があることなのかもしれない。選手に対するアプローチも上位2割に傾斜をつけて良いのかも…

現代の人々は合理性の中で生きています。資本主義社会は無駄を嫌い、できるだけ合理的に事を進めることが価値だと考えています。『役に立つもののみに価値がある』という考え方では、本質を見逃してしまうために表面的になり、創造を生み出しません。

目の前の合理性だけの追求が中長期の話にならないということが語られていた。ほりえもんが「量の中にしか質はない」と言っていたが、合理性すらも合理的なものだけの中には存在していない気がする。

過去の記事にも書いたが、想像力は0→1ではなく、1と1を組み合わせて新しいものを作ること。やはり無駄なインプットは必要だな、と。

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