日々の学び : ジェームス W.ヤング『アイデアのつくり方』


本サイトでは”現役スポーツアナリスト”の「日々の学び」をブログとして書き残していきます。

仕事柄「クリエイティブ」なことを時に求められるのだが、正直苦手分野だ。本書でシンプルな原則を学ぶことができた、ような気がする。帯に書いてあるように60分で読み終わる本なのでオススメ。

James Webb Young

1886-1973。American Advertising Council(アメリカ広告評議会)、初代チェアマン。数々の広告賞を受賞し、殿堂入り。

※Wikipedia (英語)

アイデア作りの5ステップ

どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に原理であり第二に方法である。これはアイデアを作り出す技術についても同じことである。

日々の学び : ジェームス W.ヤング『アイデアのつくり方』

一番大事な「アイデア」の定義だが、本書では

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

日々の学び : ジェームス W.ヤング『アイデアのつくり方』

と述べられている。そのアイデアの作り方とは、

ステップ1 : 資料を集める。
ステップ2 : 資料の組み合わせを模索する。
ステップ3 : 放置する。
ステップ4 : 予期せぬとこでアイデアが思いつく。
ステップ5 : 人に見せる。

の5ステップから成る。

ステップ1 : 資料を集める。

集める資料には2種類ある。

特殊資料 : 目の前の課題に関する資料
一般的資料 : 人生とこの世の様々な出来事に関する一般教養的な資料

この二つを組み合わせたスクラップブック(ブレインストーム)を徹底して作成する。当たり前に聞こえるが、この下準備が一番大切だそう。

ステップ2 : 資料の組み合わせを模索する。

ステップ1で作成した資料同士のあらゆる組み合わせを考える。その過程で少しでもアイデアが思いついたら大小問わず全てメモに取る。この作業を嫌気がするまでしたらひとまずステップ2は完成。

ステップ3 : 放置する。

ステップ2まで終えたらあとは放置。作業から離れる。問題を放棄していいので、自分の想像力がくすぐられるもの(映画、美術など)に心を移すのがいいそうだ。

ステップ4 : 予期せぬとこでアイデアが思いつく。

アイデアはオフィスでは生まれない、ではないが予期せぬところでアイデアが生まれる。

ステップ5 : 人に見せる。

最後のステップとしてできたアイデアを人に話す。大半のアイデアは残酷なリアクションを受けるそうですが、良いアイデアはどんどん人を巻き込んでいく。

終わりに

全ての基礎になる「一般的資料」を一生かけて追求すること、スクラップブックを作ることを習慣づけていきたい。

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