日々の学び:神山理子『女子大生、オナホを売る。』

この本の中心的なメッセージは「極端なことを経験することによって、実はそこから普遍的なインサイトを抽出することができる」ということだと私は考えている。

タイトルが突飛が故(内容も多少)、取り上げるか悩みましたが良書だったので紹介。たしかTwitterで見かけたので拝読。

タイトルこそ、派手(エロ)ではあるが内容としては、ドメイン知識のないブルーオーシャンを「丁寧なリサーチと仮説検証」で切り開く、という話であった。これまた『金儲けのレシピ』のように本質的でリサーチの切り口やその丁寧さに金言が多くあった。

既存商品で争われていた商品特徴ではなく、「既存商品では盲点だった、かゆいところ」を最大の需要として捉えるべきです。

そして「良いインサイトの発掘」とは、簡単にいえば「顧客の気持ちを、顧客以上に理解して、彼らすらも気づいていない悩みを代わりに見つけてあげること」です。そして、彼らすら気づいていない悩みに対して、「先回りして解決策を提供する」のがコンセプトであり、事業です。

①まず最初に「自分には、多かれ少なかれ思い込みがあること」を心得る。
②欲求を深掘りしながら、仮説を表にしていく。
③インタビューをするための事前準備をする。
④インタビュー前半では、傾聴に徹する。
⑤インタビュー後半では、自分の仮説を検証する。

「良いコンセプト」とはなんでしょう。 まず〝性質要件〟としては、
1.ターゲット顧客がまだ解決していない悩みを、解決できるもの
2.同じコンセプトで売り出している商品が、まだ市場に存在していないことでしょう。
そして〝表現要件〟としては、
1.その商品が持つ最大の特徴と、それによるユーザーベネフィットがすぐにわかること
2. 1文で表現できること(端的であること)です。

およそアダルト領域とは思えない内容である。分析という仕事からは少し離れているが、顧客の潜在的なニーズをリサーチし、仮説検証し、行動する、ということはそう遠くないことな気がした。公共の場では読みづらい表紙ではあるが、ぜひご一読を。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です