日々の学び : 樺沢紫苑『学びを結果に変えるアウトプット大全』


本サイトでは”現役スポーツアナリスト”の「日々の学び」をブログとして残していきます。

「学びを結果に変えるアウトプット大全」読みました。インプットとしてのアウトプットの重要性を述べたのち、具体的なアウトプット方法について言及する、といった内容になっている。ただ、後半には「あれ、これアウトプットと関係なくね?」って話がやや続く。

作者紹介

1965年、北海道生まれ。最終学歴は札幌医科大学 医学部。 卒業後は札幌医大神経精神医学講座に入局。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。 2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。 帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。
メールマガジン、Twitter、Facebookなど、累計30万人以上のインターネット媒体を所有。

Wikipedia

本文中にも、ネット媒体の実例を通して、著者がいかに「スモールスタート」を大切にしているか、そこからどうアウトプットを最大化していくのか、という話がたくさん出て来る。この本、マインドセットの話とテクニックの話が入り混じっているので、そのあたりをざっくりまとめる。

まとめ

「続ける」 – 今日1日の小目標
最終目標からブレイクダウンして、今日やることだけを毎日考え、それを楽しみながら実行する。その結果を記録して、目標達成にはご褒美を用意する。この積み上げが非常に大切。

チャレンジなくして自己成長はなし
「無謀」と「チャレンジ」は全くの別物であり、問題の難易度を徐々に高くしていくことによって、自己成長を最大化することができる。「チャレンジ」は「ちょい難」のこと。

まず始める / 30点を目指す
作業を始めたらやる気が出てくる「作業興奮」。これを引き出すために、「まず5分」やってみる。とにかく、質よりも「最後まで完成させる」ことがなにより大切。とりあえず30点を目指して完成させ、つぎに修正する。

やってみる
「失敗」はなく、自己成長のためのトライ &「エラー」があるだけである。

ひらめき、4つのプロセス
準備→孵化→ひらめき→検証のサイクルで「ひらめき」は成り立つ。インプットの「準備」、一度問題から離れてアイデアを温める「孵化」、そして「ひらめき」とその「検証」です。
同じようなことを映像ディレクター柿本ケンサクさんも、Adobe Max Japan 2018で仰っていました。柿本ケンサクさんは下の動画を作った、業界ではすごい人。

想像力は掛け算と話されていたのが印象的であった。どれだけ独創的に見えても、それは0→1じゃなくて既存のものの組み合わせだという話。

暗記3 : 問題集7の黄金比
インプット : アウトプットを3 : 7にする、時間がなければインプットを減らしてもアウトプットにリソースを割くべき。正直そんなにアウトプットすることあるか?笑とは思う。

インプット直後にアウトプットを書き出す
当たり前だが、インプット直後が脳に一番情報があるため、30分以内のアウトプットがおすすめ。本を読んだり、映画を見たら、30分以内に必ず感想を書く。

朝一のメールのチェック&返信は5分以内
朝一の時間はもっとも集中力のある時間帯、そこで「頭を使わなくてもできる」メールの返信をしない。まず2時間働き、休憩がてらメールの返信をする。

文具やパソコン機材にきちんと投資する
アウトプットを楽しく!書きごごちが悪いとか、余計なところでモチベーションを下げないこと。AirPodsマジオススメ。あと目線上げるためのモニターは買ってよかった。

日記を書く
ストレスのコントロールと文章力、両方に繋がる習慣になり得る。

1日の15分、1アウトプット
1時間だらだらやるのなら、15分で時間を決めてアウトプットなりインプットを。時間を決めることによって、スピードと質の向上が見込める。10記事以上書いたら2000字が2~3時間かかっていたのが1~2時間程度に減ってきたような気がする。

7時間以上の睡眠
全体の作業効率と睡眠時の脳の記憶整理を考えると、最低6時間、できれば7時間以上寝なければいけない。

最低でも100記事
SEO的にも、文章力的にも、とりあえず100記事書け。道のり長いなあ…

感想

非常に読みやすい構成、文章になっている。「アウトプット」をするにあたった「スモールスタート」の大切さ、「継続」の大切さ、といった「アウトプット」を取り巻く色々なことについて触れています。一方、「アウトプット」からやや離れた話が多いことも事実。
「学ぶ」ということについて深く学ぼうとするとがっかりしてしまうかも。あくまで「アウトプット」の話であり、「インプットとしてのアウトプット」について深く知りたい場合は『Learning Better』という本の方がおすすめかも。近々まとめます。

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